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ひとり親家庭の大学進学率と奨学金について

2019/01/18
 
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ひなた
1963年東京都で生まれる。短大卒業後、普通に就職。 結婚、出産、離婚、介護を経験し、現在テレワーカーとして活動中。 ライティング・リライト・音声起こしのご依頼は、お問合せよりご連絡ください。折り返しご連絡いたします。 クラウドソーシング経由でお受けします。(シュフティ・クラウドワークス) 将来の目標は田舎に移住して、自給自足に近い暮らしをすることです。

ひとり親家庭の大学進学率はどれくらい?

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平成 23 年度全国母子世帯等調査(特別集計)によると、ひとり親家庭の子どもの大学進学率は23.9%です。専修学校等17.8%を含めた進学率は41.6%です。(7年前の資料なので現在は少し違うかもしれません)

この統計から見てもひとり親家庭だからと言って、大学などの進学をあきらめることはありません。子どもは経済的な理由から進学したくても無理だと思ってしまいます。特に女の子は家庭の事情を早くから分かっていて、大学進学を考えない傾向にあります。

また、父子家庭の男の子は勉強の意欲や希望を持てないという割合が、母子家庭に比べると多いという統計も出ています。親が色々な制度を勉強して、子どもに夢や希望を持たせてあげることが大切です。そのためには、親と子どもの会話がなくてはなりません。

参考資料は、以下です。

引用元:子供の貧困対策に関する大綱 – 文部科学省

○ひとり親家庭の子供の進学率及び就職率
・中学校卒業後の進路
進学率 93.9%(高等学校 92.8%、高等専門学校 1.1%)
就職率 0.8%
・高等学校卒業後の進路
進学率 41.6%(大学等 23.9%、専修学校等 17.8%)
就職率 33.0%

 

生活保護でも大学進学はできる?

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Wokandapix / Pixabay

生活保護を受けていても、大学進学はできます。

生活保護は、最後のセーフティーネットなので、基本的に働ける人は働かなければなりません。そのため「うちは生活保護だから大学や専門学校にはいけない」と思っている親御さんやお子さんが多いのです。

しかし、大学や専門学校に行く方法はあります。それは、世帯分離といって、住む場所は同じでも世帯を分けることによって進学するお子さんだけを生活保護から外す方法です。

生活保護から抜けてしまうので、アルバイトをしなければなりませんが、奨学金を受ける事で進学することができるようになります。

生活保護世帯から進学した人は、大学と専修学校等含め32,9%(平成23年度調査)という割合です。これは、一般家庭の大学と専修学校等含めた進学率70.9%に対して、まだまだ極めて少ない数字です。

貧困世帯の子どもにこそ教育の場を与えてやらなければ、貧困の連鎖はけして消える事はありません。ですから、生活保護受給者の子どもには、本来であれば世帯分離ということではなく、一般家庭と同様に進学を可能にするべきだと考えます。

生活保護の子どもだからといって、夢も希望も持ってはいけないなんてことはけしてありません。むしろ、人の痛みや苦労がわかる分だけ幸せになる権利はあります。何事も努力しだいで道は開けます。

参考資料は以下です。

引用元:子供の貧困対策に関する大綱 – 文部科学省

○生活保護世帯に属する子供の大学等進学率
進学率 32.9%(大学等 19.2%、専修学校等 13.7%)
(注) 平成 25 年3月に高等学校(中等教育学校の後期課程及び特別支援
学校の高等部を含む。)、高等専門学校、専修学校、各種学校又は公
共職業能力開発施設等を卒業した者(年度途中に卒業を認められた者
を含む。)のうち、大学等(大学及び短期大学)、専修学校等(専修
学校及び各種学校)に進学した者の割合

大学などの奨学金の種類は?

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wellness555 / Pixabay

奨学金と言えば昔は「育英会」でしたが、現在はJASSOという名称に変わっています。(正確には他の団体と合併)

奨学金には、有利子の奨学金・無利子の奨学金と、返済不要な奨学金があります。では、その他の奨学金含め、それぞれについてご紹介しましょう。

 

国の給付型奨学金

平成29年度に創設された、返さなくて良い奨学金です。

国がサポートしている奨学金で、申し込み窓口は「JASSO」になります。

条件は以下の通りです。

・非課税世帯

・一定の学力

・資質要件を満たす学生

・在籍する高校長による推薦が受けられる

給付金額は以下の通りです。

自宅から通学は国立で2万円 自宅以外から通学は国立で3万円
自宅から通学は私立で3万円 自宅以外から通学は私立で4万円

いずれにしても、アルバイトや他の奨学金との組み合わせが必要です。

 

大学独自の奨学金や地方公共団体等が行う奨学金制度

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sasint / Pixabay

優秀なやる気のある学生を応援するために、大学独自の奨学金があります。その他にも地方公共団体が行う奨学金もあります。以下に検索できるリンクを貼りますので、行きたい大学や応援してくれる団体を調べてください。

 

民間の奨学金

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民間の奨学金制度の一つとして有名なのがコカ・コーラの奨学金制度です。

始まりは、1970年から全国のボトラー各社と日本コカ・コーラが共同で作った制度です。この奨学金のメリットは、返済の義務がないということ、将来の就職についても義務はありません。実績は、2013年3月末までに2,034名の卒業生を輩出しています。

こちらの財団では「国際社会が求める青少年の育成」「地域社会を支える人材の育成に貢献すること」を目的としています。人物・学力ともに優秀で向上心のある学生を支援しています。

 

新聞奨学生

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新聞配達をしながら、奨学金を受ける制度です。朝刊、夕刊のチラシの折り込み含む配達なので、体力的に自信のある学生向けです。

 

雨の日、風の日、暑い日、寒い日関係なく配達しなければならず、勉強時間の確保にもかなり厳しいのではと思われますが、興味があれば問い合わせてみてください。個人的には、あまりおすすめしません。

 

JASSOの奨学金

 

JASSOとは「独立行政法人日本学生支援機構」のことです。

歴史は、昭和18年10月18日に財団法人大日本育英会として創立したのが始まりです。
その後、昭和19年 4月20日大日本育英会法(昭和19年法律第30号)の公布・施行により特殊法人として発足しています。
昭和28年 8月13日には、日本育英会に名称を変更しました。

「JASSO」は、平成16年に「日本育英会」「財団法人日本国際教育協会」「財団法人内外学生センター」「財団法人国際学友会」「財団法人関西国際学友会」が合併し設立しました。

JASSOの奨学金には「給付型(国からのサポート)」「貸与型」があり、「貸与型」には有利子と無利子があります。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

JASSOの奨学金の動画

 

非課税世帯やひとり親家庭の貸付制度

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nattanan23 / Pixabay

奨学金ではありませんが、非課税世帯などの低所得者の自立を助けるための「貸付制度」があります。種類は「生活福祉資金」母子父子寡婦福祉資金」「国の教育ローン」です。それぞれについて以下にご紹介します。

低所得者世帯の生活福祉資金の貸付

低所得世帯や障害者世帯、または高齢者世帯の方を対象とする制度です。世帯の自立をはかることを目的とし、他からの借入が困難な方に低利で資金を貸付ける制度ですが、教育支援金は無利子です。

お住いの自治体へ、直接お問い合わせください。

 

母子父子寡婦福祉資金貸付金

以下の引用をご覧ください

引用元:(一財)全国母子寡婦福祉団体協議会

ひとり家庭の父母等が、就労や児童の就学などで資金が必要となったときに、都道府県、指定都市又は中核市から貸付けを受けられる資金で、ひとり家庭の父母の経済的自立を支援するとともに生活意欲を促進し、その扶養している児童の福祉を増進することを目的としています。
返済時の負担軽減のため、貸付利率については、無利子とします。
償還期限は、資金の種類により、3年間から20年間までとなっています。
さらに、貸付条件の見直しにより連帯保証人要件が緩和され、連帯保証人の確保が困難な母子家庭の実情を考慮し、連帯保証人のない場合も貸付を認められます。(ただし、その場合は有利子貸付(1.5%)とする。)

※修学資金、修業資金、就職支度資金(子に係わるものに限る)及び修学支度資金については、①親に貸付ける場合は、子を連帯債務者(連帯保証人は不要)、②子に貸付ける場合は、親を連帯債務者とし、利子については引き続き無利子とする。

※詳細につきましては、お住まいの地区の自治体へお問合せください。

国の教育ローン(日本政策金融公庫)

国の教育ローンの条件には、所得の上限はありますが下限はありません。(条件によってはお断りされる場合もあります)

世帯年収の上限は、子どもの数によります。(世帯年収200万円以下の方などには優遇制度もあり)
使い道は、入学金や授業料だけでなく、定期代やパソコン購入費などにも使えます。その他、日本学生支援機構の奨学金との併用も認められます。

国の教育ローン

 

経済的理由だけで進学を断念することはない

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Breeze_Ng / Pixabay

ひとり親家庭は仕事や家事で子どもと接する時間が少なく、情報を入手するにも調べる暇がないのではないでしょうか。また、子どもの学習意欲は、親との関係が良いか悪いかでも差が出てしまいます。

特に生活保護を受けている家庭では、初めから進学は無理と思い込んでいる方が多く、そうした情報は自分で積極的に調べるしかありません。先日、ひとり親家庭の相談窓口へ別の用事で行きました。その際、進路の話にもなりましたが「うちはお金がないから就職しようと思っているみたいです」と言いましたら「偉いですね!」という返事が返ってきました。

もし、自分が相談員だったら「経済的な理由だけなら方法はありますよ」と答えたでしょう。そんなに親切に答えてくれる人は少ないということです。

大切なのは自分でちゃんと調べたり、学校の先生に聞いてみたり、まずは親が情報を得る事です。それから、子どもでも高校生ともなれば、本当に進学したいのなら積極的に自分から調べたり相談してみたりできるでしょう。

奨学金を受けるにはそれなりに努力が必要ですが、もし夢があるなら簡単にあきらめることはありません。

 

もっと詳しく奨学金のことを知りたい方へおすすめの本はこちらです。↓

 

※なお、こちらの情報はインターネット上の情報を個人で調べた内容と、個人的な考えを述べていますので、これによる一切の責任は負わない物とします。詳しくは、該当機関へ直接お問い合わせください。

 

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